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症例

仕事柄膝が痛くなりがちで、そのまま痛みを放置していました。
40代男性

患者様情報

仕事柄、膝を酷使することが多く、これまでにも何度か膝を痛めたことがありました。現在も現役で働いていますが、激しい動きは難しく、少し座ったり立ち上がったりする際も、そっと恐る恐る動作するような状態が続いていました。

これまでに膝へヒアルロン酸の注射を受けたこともありますが、効果は1週間程度と短く、次第に「仕方のないこと」とあきらめるようになっていました。

そんな中で、セルズクリニックさんの「幹細胞培養上清液注射」のことを知り、膝の痛みや運動制限が少しでも改善すればという思いから、今回治療を受けることを決めました。

治療内容

幹細胞培養上清液 両側ひざ注射 1回

患者様の感想

右膝は、注射の翌日くらいから痛みが軽減したことを実感しました。その後も、日常生活における痛みによる重だるさが和らぎ、楽になったと感じています。ただし、強い負荷がかかるような運動時には、以前と同じような不安定感や痛みが残っているように思います。それでも現在は、運動後の痛みが以前より少し軽くなっている印象があります。

一方、左膝については、個人的には大きな変化を感じていません。膝に引っかかるような感覚も、これまでと変わらない状態です。

これまでは、痛みがあっても無理をしながら長期間様子を見ることが多かったため、少しでも痛みが軽くなった点については、とても助かっています。

 

治療前後の評価

痛みスコア(VAS) 治療前   6 ➡ 治療後 4  
ひざ関節評価スコア(KOOS) 治療前 181 ➡ 治療後 右膝 234 左膝 327

VAS:0がまったく痛くない状態、100が最も痛い状態
KOOS:日常生活動作、痛み、生活の質、症状、運動機能という5項目から、膝の状態を評価することができる指標。各項目100点で合計500点

医師の所見

今回の患者様は、長年にわたり膝の慢性的な痛みと運動制限に悩まれており、日常生活や仕事への影響が大きい状態でした。ヒアルロン酸注射など従来の保存療法では十分な効果が得られず、再生医療への関心から幹細胞培養上清液の注射を選択されました。

治療後、患者様は右膝において翌日から痛みの軽減を自覚され、日常動作のしやすさも改善したとのことです。左膝に関しては主観的な変化は限定的でしたが、評価指標を見ると改善が数値として明確に現れています。具体的には、VAS(痛みの主観評価スケール)が6から4に減少し、KOOS(膝関節機能スコア)は181から右膝234・左膝327に向上しており、これは関節機能や痛みに対する満足度の改善を示唆します。

幹細胞培養上清液には、成長因子や抗炎症性サイトカインなどが豊富に含まれており、軟部組織の炎症軽減や修復促進作用が期待されます。本症例でも、その作用が一定の効果を発揮したと考えられます。ただし、運動時の不安定感や一部の違和感が残っていることからも分かるように、再生医療は即時かつ完全な機能回復を保証するものではありません。今後は、経過観察を継続していきましょう。

治療について

料金

関節1部位 
幹細胞培養上清液 投与回数(1回) 29万円(税込)
幹細胞数 投与回数(1回) 88万円(税込)

起こりうるリスク

[起こりうる副作用]
細胞採取部の麻酔時の疼痛や術後違和感、またひざ注射時の刺入部疼痛など。
症状によりMRIや血液検査などの検査を受けて頂く事があります。

 

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